カタログ作成オプション

「編集」メニューの「初期設定...」で変更しない限り、開いたカタログにファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするたびに「カタログ作成オプション」ダイアログボックスが表示されます。 このダイアログボックスが表示されるかどうかにかかわらず、カタログにアイテムを追加したり、カタログ内のアイテムを更新すると現在の「カタログ作成オプション」の設定内容がつねに調べられます。

ヒント: カタログを更新する時の重要なカタログ作成オプションには、次のようなオプションがあります。 サムネールの画質、サムネールのサイズ、更新タブの更新オプション、およびマッピングタブのオプション。 その他の「カタログ作成オプション」内の設定は更新には影響しません。

カタログ作成オプション−「一般」タブ

オプション

内容

説明

修正方法*

追加

そのアイテムがまだ追加されていない場合に、新しいレコードをカタログに追加します。 カタログレコードがすでに存在するアイテムは無視します。

更新

変更があったアイテムだけを更新します。 元の保存場所にオリジナルファイルのコピーがあった場合は、パス名は更新しません。

追加と更新

アイテムがカタログに追加されていない場合は追加し、すでに追加されていてもオリジナルファイルが変更されている場合は更新します。

無条件で追加

アイテムがすでに追加されている場合にも、新しいレコードを追加します。

無条件で更新

元の保存場所にアイテムのオリジナルファイルが存在する場合にも、レコードを更新します。 オリジナルファイルを新しい場所にコピーするとその新しい場所を使ってカタログを更新することができます。

キーワードに含める

なし

ファイル名とパス名はキーワードリストに追加されません。

ファイル名

アイテムのファイル名をキーワードリストに追加します。

ファイルとフォルダ名

アイテムのファイル名とそのファイルを含むフォルダ名をキーワードリストに追加します。

パス名

アイテムのファイル名とそのファイルを含むフォルダ名とその上位フォルダ名をすべてキーワードリストに追加します。ボリューム名は無視します。

パスとボリューム名

ボリューム名を含む、アイテムの完全なパスをキーワードリストに追加します。

カテゴリーに含める

なし

フォルダの階層構造は、「カテゴリー」パレットに作成されません。

選択しているフォルダ

ファイルが追加されたディレクトリを元に、「カテゴリー」パレットに階層構造を作成します。 例えばカタログ化されたフォルダに3つのアイテムがある場合、その3つのアイテムに関連付けられたフォルダがカテゴリーパレットに作成されます。 ログ化される場合は、そのすぐ上の親フォルダが使用されます。

サムネールの画質

高い

最小の圧縮率で、高解像度のサムネールを作成します。

標準

中程度の圧縮率で、中解像度のサムネールを作成します。

低い

高い圧縮率で、低解像度のサムネールを作成します。

サムネールのサイズ

112x112

112×112ピクセルのサムネールを作成します。

256x256

サムネールが小さくても、256×256ピクセルの大きさのサムネールを作成します。

 

修正方法

「アイテムを追加...」を選択したり、ドラッグ&ドロップしてアイテムをカタログに追加したり、「アイテムを更新...」を選択して既存のアイテムを更新する場合には、次のオプションを選択できます。

作業の内容に合わせて、方法を選択してください。 アイテムを追加するだけの場合は、「追加」または「無条件で追加」を選択します。 アイテムを更新するだけの場合は、「更新」または「無条件で更新」を選択します。 追加と更新を両方行う場合や、必要に応じてPortfolioに自動的に追加または更新を選ばせたい場合は、「追加と更新」を選択します。 追加と更新を両方行う場合や、必要に応じてPortfolioに自動的に追加または更新を選ばせたい場合は、「追加と更新」を選択します。「追加と更新」では、最高の柔軟性が得られ、できる限り自動化したい場合に適しています(自動化する場合は、「編集」メニューから「初期設定...」を選択して、「追加/更新時にオプションダイアログボックスを表示」オプションをオフにし、アイテムを追加または更新するたびに「カタログ作成オプション」ダイアログボックスを表示されないようにします)。

追加: カタログに同じアイテムが存在しないときに、アイテムをカタログに追加します。 同じアイテムが存在する場合は、そのファイルをスキップします。

無条件で追加: カタログに同じファイルがすでに存在するかどうかにかかわらず、ファイルを新しいレコードとしてカタログに追加します。

追加と更新: 追加処理と更新処理の両方を行います。 同じファイルがカタログに存在しなければ新しいレコードとしてカタログに追加し、 存在すればそのファイルのレコードを更新します。

更新: カタログ内にそのファイルがすでに存在するかどうかを調べ、既存のレコードを更新します。 カタログ内に一致するレコードがない場合は、そのファイルの更新をスキップします。

無条件で更新: 通常の更新処理に使用する条件を無視して、ファイル名だけに基づいて既存のレコードを更新します。 つまり、ファイルが既存のレコードに一致するかどうかを調べる際に、ファイルの日付やパスを調べません。

「無条件で更新」の詳細について

「無条件で更新」は、パス名ではなくファイル名だけでオリジナルファイルを探します。 これは、カタログレコードをオリジナルファイルのコピーから更新する場合に便利です。

また、カタログのサムネールサイズを変更するなど、オリジナルファイルが更新されていなくてもカタログレコードを更新したい場合に便利です (この場合、「無条件で更新」ではなく「更新」を選択すると、ファイルが変更されていないため何も起こりません)。

注意: 「無条件で更新」を使用する場合は、次のことに注意してください。 この強力で便利な「無条件で更新」オプションを使う場合は、 変更したくないファイルを誤って変更してしまう可能性があるため、注意が必要です。 異なるディレクトリにある同名のファイルをカタログ化する場合、「無条件で更新」を選択している場合は、ファイル名のみでレコードの検索を行うため、パス名が考慮されず、最初に見つかったそのファイル名を持つレコードが更新されます。 例えば、C:¥Artwork¥Box.jpgとC:¥Photos¥Box.jpgが同じカタログにカタログ化されており、C:¥Photos¥Box.jpgのカタログのサムネールを大きくするために「無条件で更新」を選択したとします。 Portfolioは、Box.jpgのカタログレコードを検索し、C:¥Artwork¥Box.jpgのレコードを見つけ、このファイルとしてレコードを更新するため、C:¥Artwork¥Box.jpgのレコードのサムネールが C:¥Photos¥Box.jpgのサムネールで置き換えられてしまいます。